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健康状態や気力も読み取れる
国家の生命線とか、都市の生命線とか、いろいろな意味で使われる生命線。これらは、手相の生命線とは意味合いがちょっと違います。生命線と聞くと、短いから短命とか、長いから長寿と言われことがありますが、寿命とは直結しないようです。生命力などに影響力が大きくなります。生命線は親指と人差し指の付け根の間から手首に向かって弧を描いて伸びる線を指します。生命線では、その人の健康状態を読み取ったり、体質、気力、開運の時期などを知ることができます。生命線の主な観点は、長さ、濃さ、張り出しとなります。その他、向かっている方向や乱れなどの形状も観点になります。それでは、この生命線の基本的な手相の見方について説明していきます。
生命線の長さ
長い生命線は、手首に届くほどのものを指します。親指の付け根の領域の金星丘を取り囲むので、長いほど生命力が強まるとされます。長い生命線が表れている場合、抵抗力、免疫力、回復力が高いとされます。バイタリティーにあふれ、気力に優れるはずです。精神的な強さもあり、ストレスは抱えにくいとされます。一方、短い生命線が表れている場合、虚弱体質で、病気に対する抵抗力が弱いとされます。精神的な弱さもありストレスを溜めやすく、それが原因で体調を崩すこともあるようです。規則正しい生活をしていないと、短い線になるとも言われています。
生命線の濃さ
生命線の濃さは、印象によるものが大きいかも知れません。しっかり深く刻まれているものは濃くなります。生命線が濃く表れている場合、心身共に健康で、体力があるとされます。精神的にも強く、何事に対しても、活動的になります。少々のトラブルに遭遇しても気力と体力で乗り越えられとされます。生命線が濃く目立つ程、その傾向が強まるようです。一方、薄い生命線が表れている場合、心身ともに虚弱なことを示します。精神的な弱さが、何事も消極的にします。気力や根気が続かず、物事をすぐに諦める傾向にあります。知識力や感性に優れている面もあります。
生命線の張り出し
生命線の張り出しが大きい場合、何事もエネルギッシュに取り組むとされます。パワフルで人生を積極的に楽しむようです。健康に恵まれ、スタミナや精力が旺盛とされます。じっとしていることが苦手となります。同じ張り出しが良いものでも、下の方が張り出している場合、晩年期にエネルギッシュで健康になれるとされます。生涯現役で取り組めるものがあれば、人生が充実するようです。一方で、張り出しが少なかったり、直線的な場合、体力や気力が弱いことになります。エネルギー不足な面があり、何事も消極的ですが、頭脳労働に長けています。
まとめ・生命力の強弱に由来する
生命線は生命力に大きな影響力を持つ線として知られています。この生命線には、その人の健康状態、体質、気力、開運の時期、精神的な強さなどが表れていることがわかります。主な観点は、長さ、濃さ、張り出しとなります。生命線が長いと、生命力が強く、免疫力や回復力がありストレスを溜めにくいことになります。短いとその反対の意味となるようです。生命線が濃いと、エネルギッシュでパワフルなことになります。薄いと、それらの意味が弱まることになります。生命線の張り出しが大きいと、健康に恵まれスタミナにあふれていることになります。張り出しが少ないと反対の意味を持ちます。これらは、いずれも生命力の強弱に由来すると言えます。