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運命が的確に表れる線
人には運命というものが、信じる信じないに関わらず、確かにあるようです。運命の出会い、運命のいたずらなどに一喜一憂するのが人生とも言えます。その中で、運命を的確に把握できれば、どんなに心強いことではありませんか。手相では、その人の運命を運命線で知ることができます。運命線は始点がどこであっても、土星丘と呼ばれている中指の付け根の領域に向かって伸びている線を指します。運命線では、現在の状況を知り、今後の展開などの運命を読み取ることができます。運命の転換期も知ることができます。この線は、心構えや考え方などによって変化する線として知られています。それでは、この運命線の基本的な見方について説明していきます。
濃い運命線
運命線が他の基本線と同様の濃さで出ている場合、濃いことになります。何事も自分を中心にして進めたい気持ちが強いとされます。人生の目標をしっかりと持ち、自らの力で運勢が切り開けるはずです。責任感が強く、周りの人を引っ張っていく力に優れています。リーダーの素質を充分に持ちます。少々のことでは揺るがない強い思念を持っているとされます。総じて強運を持ち、特に仕事運が上昇していることになります。自分で決断し、進みたい方向を決めて理想に向かって突き進むはずです。女性の場合、専業主婦には向かず、恋愛や結婚よりも仕事に打ち込むことを好みます。
薄い運命線
運命線が細く薄い場合、性格的に謙虚で、周囲の人と協調して行くことに優れています。目立つことを好まないようです。人を助けることが多いのですが、自分が困っていると人から助けられることが多くなります。目上に逆らうことはなく、引き立てられて出世することもあります。人生に対する目標が定まっていないことも表します。自分の可能性を追求し過ぎているようです。優柔不断な面があり、人の意見に流されがちとされます。対人関係を良好に保つことに長け、人のつながりによって、力が発揮できるとされます。女性の場合、夫や家族に献身的に尽くすはずです。
途切れている運命線
運命線の途中に空白の部分があり、途切れていることがあります。この場合、この途切れている時期に運気が低迷するとされます。一時的に第一線から身を引くことも考えられます。この時期を知るには、運命線が知能線と交差する辺りを35才前後とするのが目安です。空白の時期は充電期としたり、新規事業は起こさないようにします。運命の流れに合わせた方が良いとされます。また、細かく途切れて、キレギレの場合、変化が多く、浮き沈みの激しい運勢になるとされます。持続力に欠け、何事に対しても飽きっぽいとされます。粘り強く努力を続けていると線が一本につながるはずです。
まとめ・今後の運勢に活用する
運命線は、土星丘に向かっているものを指すので、長さや始点などによるバリエーションが豊富と言えます。運命線は、濃いと自分を主体とした考えを持ち、薄いと周囲と協調していくことに優れていることがわかります。運命線が途切れていると、その期間が運気の低迷期となり、運勢に身を委ねた方が、良いことになります。キレギレの場合、運勢の変化が多くなり、途中で切り替わっている場合、そこが運命の転換点になります。運命線は、若い頃は、表れ難かったり、薄いことが多いとされ、35才を過ぎた辺りから濃くなるようです。また、最近は日本人全体が薄い傾向にあるとされています。自分の運命線がどんな状態にあるのか見極めて、今後の運勢の展開に上手に活用したいものです。