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気苦労を示唆する
掌は、握ったり開いたりすることから自然にしわができ、それが意味を持つ線となり、手相の判定要素になるわけです。しかし、これらの線が濃く深く刻まれるとは限りません。丘も張りがあるとは限らないのです。掌の線が薄い場合、線がもたらす意味合いを弱めたり、ネガティブにすることがあります。丘にしわが多い場合は、膨らみがないことになり、丘の意味を弱めることになります。薄く、しわしわの手相は、一言で言うと、気苦労が多いことになります。具体的には、悩みやすい、決断が遅い、優柔不断、思い過ごしが多い、心配事が多い、自信がない、体調を崩しやすいなどが特徴ではないでしょうか。それでは、この薄い・しわしわの手相について説明していきます。
金星丘がしわしわの手相
金星丘に張りやツヤがなくしわしわの状態のことがあります。金星丘は、生命線に囲まれた親指のつけ根の領域です。この場合、生命力や精力が弱く、愛情表現が苦手とされます。人から愛情を受けることが少なく、恋愛に消極的なようです。人間的な魅力が乏しいとされます。何事にも無気力感が漂い興味が持てないようです。病気やケガが多くなり、その回復が遅いとされます。金星丘全体に無数の細かい縦しわのような線が入っている場合、愛情豊かで優しいとされます。人を包み込む大きな愛情を持っています。気配り上手で相手の立場を尊重するので、異性同性を問わず好かれます。
薄い運命線
運命線が薄く表れることがあります。この場合、謙虚な性格で、周りの人と協調して行くことに優れているとされます。人生の目標がまだ定まっていないことも表します。自分の可能性を追求し過ぎているようです。人前に立って目立つことを好まないとされます。人を助けることが多いのですが、自分が困っている際に、人から助けられることも多くなります。目上から引き立てられて出世しやすく、逆らうことはほとんどないはずです。優柔不断な面があり、人の意見に流される傾向にあります。人とのつながりを大切にし、伴侶や家族に献身的に尽くすとされます。
薄くしわしわの生命線
生命線が薄く表れ、複数の薄い横線が横切っていることがあります。この場合、精神的なストレスを感じていたり、体調が良くないこと示します。薄い横線の数が増えると、体の不調はその度合いを増すとされます。生命線の輪郭がぼやける程しわしわになっていると、より強いストレスを感じていることになります。精神的な弱さやストレスから、病気やケガになりやすいと言えます。小まめな気分転換が必要なようです。この複数のしわしわの横線が表れている位置で、体調不良の時期が推察できます。人差し指と中指の間から垂線を下して、生命線と交差する点を20才とするのが目安です。
まとめ・示唆するものを知って改善する
手相が薄く、しわしわの場合、様々な面で気苦労が多いことになります。悩みやすかったり、思い過ごしが多くなるようです。薄いしわしわの手相は、特に金星丘、運命線、生命線に影響力が大きく、それぞれに相応しい解釈があることがわかります。金星丘がしわしわだと、生命力や精力が弱く、愛情表現が苦手なことになります。病気やケガの回復が遅くなるようです。運命線が薄いと、人と協調して物事を成し遂げることになります。伴侶や家族に尽くすとされます。生命線が薄くしわしわだと、ストレスを感じ体調が良くないことになります。いずれも、その度合いは違いますが注意が必要と言えます。これらの薄いしわしわの手相が表れたら、ポジティブな意味合いに変えたいものです。