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始点の位置と終点の位置に左右される
掌のほぼ中央に表れる運命線。4大基本線の重要な一角を占め、その人の特徴を位置付けるために、まず目に留まる線として知られています。最近の日本人には、運命線がない人や薄い人が増える傾向にあります。自力で運を開くことが減っているのかもしれません。手相にも、時代背景があるようです。運命線は、始点に関わりなく、土星丘と呼ばれる中指の付け根の領域に向かって伸びているものを指します。この運命線では、その人の運命的に出来事や運命の転換期などを読み取ることができます。濃さや長さ、枝分かれや始点の位置などでいろいろな意味を持ちます。始点の位置によっては斜めに伸びることになります。それでは、この運命線が斜めに伸びている手相について説明していきます。
運命線が月丘から斜めに伸びている
月丘の上部・下部に関わりなく月丘から運命線が斜めに伸びていることがあります。月丘は、小指の下方で手首寄りの領域です。この場合、他人や海外との縁が深いことになります。困った時には、人から助けられて運勢を開くとされます。他人の中で溶け込みやすく、他人から受け入れられやすい面を持つようです。目上の人から引き立てられこともあります。行動範囲を広げると、より一層運勢が活性化されるとされます。親元から離れても運勢が高まるようです。人から受け入れられるので、人気が要求される接客業や芸能関連の分野で力が発揮できるとされます。
運命線が生命線の上部から斜めに伸びている
生命線の最上部の内側辺りから、運命線が伸びていることがあります。一発逆転の相としても知られています。この場合、男性も女性もどことなく愛嬌があり、人から好かれることになります。特に目上や年上に可愛がられる傾向にあります。周囲の人から引き立てられやすいようです。勝ち気でしっかりとした自分を持っています。性格的には素直で屈託がないとされます。少々の無理を言っても受け入れてもらいやすい面があります。努力と根性で成功を勝ち取る可能性が格段に高くなります。現状がどんなに苦しくても、それを打破する力を持っています。
運命線が木星丘寄りに斜めに伸びている
運命線が人差し指の付け根の領域の木星丘寄りに斜めに伸びていることがあります。木星丘は、地位や権力といったものに大きな影響力を持つ丘として知られています。この手相が表れている場合、権力志向や上昇志向が強まるとされます。責任感が強く、中途半端で投げ出すことは、ほとんどありません。人をまとめたり、引っ張っていく力に優れています。人の上に立つことで力を発揮します。また運命線の終点が枝分かれして枝線が木星丘に向かっていても、ほぼ同じ意味になります。さらに終点部が、木星丘側に切り替わっていても、同等の意味になります。
まとめ・運勢を切り開く指針になる
運命線は、その人の総合的な特徴を位置付けるために、まず目に留まる基本線として知られています。この運命線の表れ方には、真っ直ぐなものばかりでなく、斜めに伸びているものもあります。斜めに伸びる運命線には、それぞれに独特な意味があることがわかります。月丘から斜めに伸びていると、人との縁が深くなり、人を助けたり、助けられたりして、運勢を開くことになります。生命線の上部が伸びると、人から引き立てられて運勢を開くことになります。一発逆転の相としても知られています。木星丘寄りに伸びていると、上昇志向が強まり、権力欲も強まることになります。責任感が強いことにもなります。斜めに伸びる運命線の意味を的確に把握して運勢を切り開きたいものです。